京都のおせちの定番の棒だらです。京都は円山公園内の平野屋本店さんの「いも棒」で有名なように海老芋と炊いていただくと絶品です。
【材料】
棒鱈、醤油、酒、砂糖
【コメント】
その昔、海から離れた内陸地区では、新鮮な海の幸が手に入りにくく、塩蔵物や乾物が食膳をにぎわしました。
1:乾燥した 棒だら片身を購入。
2:適当な大きさに切り 4,5日 水につけて置きます。毎日、水を取り替えます。
3:棒だらをなべに入れ、ひたる程度の水に20分ほどゆでます。
4:ゆでた汁を捨て、だし汁300cc 酒300cc を加え落し蓋をして20分煮ます。
5:だし汁100cc 砂糖100g 濃い口醤油100cc みりん大さじ1と 1/2 を加えて30分煮ます。
6:メモ(コツ、ポイント):
炭酸を入れて煮込むと 柔らかく出来上がるんだって。
手間がかかる割には、めっちゃ旨いもんでもないけど、京都の文化です。
京都の名物料理「芋棒」は、この棒だらと京芋(京都の人は海老芋といいます)の炊き合わせ。弾力のある棒だらの味わいと、小芋とはまたひと味違うこくがあってやわらかな京芋の組み合わせは、まさに絶妙です。